メタデータ、外国語クチコミ混在データの分析サービスを正式受注開始

2023年2月21日
プレスリリース

メタデータ株式会社(所在地:東京都文京区;代表取締役社長:野村直之)は、海外の商品レビュー等のデータを、機械翻訳経由で自社製テキストマイニング・ツール“Mrテキスト分析”や各種テキスト解析APIで分析するサービスを2023年3月1日正式受注開始いたします。

■背景

 メタデータ社は、2007年以来、テキスト解析AIを主に日本語を対象に提供してまいりました。英語、中国語対応版を出した事例もありますが、母国語話者によるレビューの限界から、辞書や文法ルールのカバレージが日本語に及ばず、限定的なリリースにとどまっていました。そんな中、大手グローバル通信企業ユーザが海外クチコミをそのまま外国産のネガポジ(ポジネガ)判定APIにかけるよりも機械翻訳で日本語に変換した後で、当社製“高精度ネガポジAPI”で判定させた方が高精度という実験結果を踏まえて、現在に至るまで5年間継続利用している事例がありました。

■高精度化した機械翻訳の活用によりあらゆるテキストを日本語で解析可能に

多量の翻訳前後の文章を学習させたGoogle翻訳が劇的に高精度化し、さらにそれを上回るDeepL翻訳の登場により、特殊な専門分野を除くあらゆるテキストが自然な日本語に変換できるようになりました。例えば、“I love this insta pot.”というカジュアルな英文をDeepLは『このインスタ映えするポット、好きだなぁ。』と自然な言い回しに訳してくれます。この翻訳品質に勝てる人間翻訳者はあまりいない、というレベルに達しています。

海外で先行発売された製品で未だ日本語のレビューが無いクチコミについて、評判分析を行い、日本語でレポートを作るのは、売り手にとっても買い手にとっても有益です。この際に、DeepL API経由で、“Mrテキスト分析”に取り込んだデータは、元が外国語であったか、元から日本語の記事であったか、の区別が殆どつきません。

図 多言語のAmazonレビューをDeepL翻訳で日本語にしてネガポジ判定

レポートの読者や翻訳の専門家に、「これはこうこう不自然だから元は外国語、そう、英語かな?」と指摘されたものが元から日本語であったり、「これは完璧な日本語だから元から日本語に決まっている」とされたものがスペイン語をDeepLで翻訳されたものだったりしています。

MrDataの分析サービス”で外国語混在データの取り込み代行を開始

そこでこのたび、CSVデータを、機械翻訳経由で自社製テキストマイニング・ツール“Mrテキスト分析”や各種テキスト解析APIで分析するデータ取り込み代行サービスを2023年3月1日正式受注開始いたします。料金は対象データの量と質に応じて見積もりを行いますが、通常品質のデータであれば、行(レコード)のずれなどが生じていないことの検品作業を含め、翻訳APIの利用料金の2倍以内に抑えることができます。


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