ソフトバンクグループ向けオンライン講演を実施

2025年9月24日
イベント

 ~「RAGではじめるナレッジ共有改革!」が好評、活発なQ&Aと再演要望の声

メタデータ株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:野村直之)は、2025年9月17日、ソフトバンクグループ内向けオンライン講演「RAGではじめるナレッジ共有改革!社内ドキュメントを“使える知識”に変える方法」を実施しました(主催:SBイノベンチャー株式会社)。本講演はZoomウェビナー形式で19:00~20:30に開催され、対象はソフトバンクグループ各社の社員・内定者でした。

当日は、RAG(検索拡張生成)の基礎から精度向上の勘所、評価方法、事例(医療センター航空自衛隊横田基地)までを体系的に解説しました。AGIやAIエージェントの本質、LLMやAIエージェント特有のセキュリティ・リスクについての最新の知見も披露。質疑応答では、社内ナレッジ共有を加速する実装の具体論に加え、「グラフ型RAGの実運用上の限界をどう見極めるか」など、現場の意思決定に資する実践的な議論が交わされました。参加者からは次回以降の再演を期待するコメントも寄せられ、好評のうちに終了しました。

■講演の概要

  • RAGの基本と業務適用、精度向上のアプローチ(影プロンプト設計・評価の自動化 等)
  • 事例紹介:オンプレミスRAG「ChatBridOR」を含む最新ユースケース
  • セキュリティ/コンプライアンスに配慮した知識アクセス権制御の考え方
  • AGIの1定義は、全自動でRAG構築できること
  • 生成AI時代の教育、学び、高品質なドキュメント知識生成のコツ
  • AIファースト企業の全社ナレッジマネジメントの次世代イメージをITILをモデルに構築できること

■代表コメント(要旨)

  • 「現場の“使える知識”づくりには、再現性の高いRAG設計と厳密な評価の両輪が不可欠です。実務での手応えや課題感を共有いただき、非常に有意義でした。いただいた再演のご要望に応え、より具体的な事例とノウハウを今後も提供してまいります。AIファースト企業の将来ビジョンを参考に、5年後に栄える新規事業企画の評価などでも貢献が考えられます。
  • 「多くのご参加と活発なご質問をいただきました。RAGは『根拠に基づくAI活用』の要であり、AIエージェント(手足)の頭脳としてますますその重要性を高めるとともに、精度向上が求められています。
  • また、RAGはとりわけオンプレミス環境との組み合わせが、機微情報を扱う現場において実用性を高めます。レイアウト認識から知識構造への変換ツール、そして、全社ナレッジマネジメントを駆動する教育応用にもつながる評価・採点ツール等をさらに洗練、高度化させてまいります。とともに、マルチモーダル文書の高度な扱いを含む最先端のRAG技術を切り開きます。今回いただいたフィードバックを踏まえ、より多彩な事例と実装ノウハウの共有を進めてまいります。」

■参考資料

ChatBridOR事例:総合医療センターのナレッジマネジメント他:

総合医療センターのナレッジマネジメント他:

参考情報

  • 主催:SBイノベンチャー株式会社(ソフトバンク株式会社の完全子会社)
  • 形式・時間:オンライン(Zoom)、19:00~20:30/講演+Q&A
  • 対象:ソフトバンクグループ企業社員・内定者(想定最大500名)
  • 講演資料のタイトルと日付:上記のとおり(2025年9月17日)

■講演者プロフィール(抜粋) 

野村 直之 氏 メタデータ(株)代表取締役社長 https://metadata.co.jp/  

メタデータ株式会社 代表取締役。理学博士。MIT AI Lab客員研究員、法政大学大学院客員教授、東京大学大学院医学系研究科次世代病理学講座研究員等を歴任。自然言語処理とナレッジマネジメントの研究・実装を40年近く牽引し、RAG/オンプレミスLLMの実践にも注力している。


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