メタデータ、RAGの高精度化のためのデータ加工用内蔵GUIツールを強化
~ RAG製品「ChatBrid」の標準対応文書形式を拡充しマークダウン化の精度を向上
メタデータ株式会社(所在地:東京都文京区、代表取締役社長:野村直之)は、同社の高精度RAGエンジン「ChatBrid(チャットブリッド)」に標準搭載するデータ加工用GUIツールを強化しました。今回のアップデートでは、標準対応の文書形式を拡充し、Markdown(マークダウン)形式への変換精度を向上。ナレッジ取り込み前の整形作業をアプリ内で完結でき、RAG全体の精度・速度・運用性を底上げします。本日より、順次ロールアウトしてまいります。
(画像①:ファイル取り込み画面のイメージ)
■ 背景
RAGの回答精度は、ソース文書の品質に大きく依存します。実務では、Word・Excel・PowerPoint・PDF・テキスト・CSVなど多様な形式を日々扱いますが、これらをAIに最適なMarkdownテキストへ整形する工程は、手作業や外部ツールの併用になりがちでした。ChatBridでは、取り込みと整形を内蔵GUIで一気通貫にし、だれでも短時間で“学習しやすい文書”へ加工できる環境を目指しています。Difyのように、加工フローを図で定義したり加工ツールを自作する必要なく、引き続き完全ノーコードで、ごく少ない操作で高品質なMarkdownテキストへ、ひいては高精度なRAGを迅速に作成することができます。
■ アップデートのポイント
1. 標準対応形式の拡充
※今後さらに様々なメディア対応に拡充予定。
2. Markdown化の精度向上と選べる変換モード
ヘッドラインの階層構造(大見出し、中見出し、小見出し…)を使わないなど、文書が表す知識の構造を素直に反映していないPowerPointやExcel、レイアウトが複雑なWordは、ファイル形式の特性上、変換精度が下がる場合があります(画像①の注意文をアプリにも掲示)。
そこで、「人間にとっての見た目」を重視して作られてしまった文書を、AIに理解しやすい、知識の論理構造を反映したものに改善するフローを、画像②の通り、いくつか提供しています。
3. 取り込み後の整形支援
■ 期待効果
■ 提供開始