メタデータ、SBIデジタルハブのAPI Hubに性格診断APIを提供 ~GPTs市場の対話アプリ差別化に好適
メタデータ株式会社(所在地:東京都文京区;代表取締役社長:野村直之)は、顧客の性格類型ごとに異なる推奨アイテムを選別・順位付けしたり、社員の発言から感情面等のメンタル状況を把握してリスク管理したりできる性格診断APIを、SBIデジタルハブ社のAPI Hubのシステム経由で本日より提供開始いたします。
性格診断APIは、OpenAI社が2023年12月に開始したGPTsをはじめ、様々なシステムとオンライン、リアルタイムで容易に連携できる他、CSV入出力でも運用できる高機能API(=ソフトウェア部品)です。クラウドサービスの他、オンプレミス、レンタルでも提供いたします。
■ 背景
メタデータ社では、リクルート社が2006年にAPI(別アプリにAI機能や整備済データを供給するソフトウェア部品)を用いたプログラミング・コンテストの「マッシュアップ・アワード」(現ヒーローズ・リーグ)の企画段階から協力し現在に至るまで協賛を続けています。人工知能APIをハッカソンやアイディアソンに提供するとともに、「API比較・マッチング・サービス」を開発して受賞し、「マッシュアッパー」(APIを活用したプログラミングをするエンジニア)を支援してまいりました。
過去、LINE Bot Awardsなどの大規模なプログラミング・コンテストや、自社ハッカソン、Docomo社他のハッカソンで使われ、数百種類の斬新なアプリに組み込まれてきています。サッカーの試合中の感情の変遷が日経新聞に取り上げられたり、産学界で様々受賞したコトバノモリはじめ、数百のアプリで活用されたりしてまいりました。
■ 性格診断、メンタル分析 ~意味カテゴリAPIと感情解析APIの大量一括処理
性格診断APIは、文脈処理による高精度ネガポジAPI、感情解析API、意味カテゴリAPIを統合し、さらに1回の呼び出しで同一発言者の複数テキスト(文字列)データを受け付けます。そして、個々の判定結果をすべて求めた上で、それらに統計処理、AI処理を加え総合判定した結果を性格分析、心理分析の結果として返します。
OpenAIのGPTs市場には、すでに300万種以上の専用対話ボットが溢れ、日本語の専門知識を搭載したボットも多数提供されています。これらに付加価値サービスとして、エンドユーザーの発言を性格診断する機能を本APIにより付与すれば、占い等の遊び機能以上に、日々使われやすい専用ボットサービスとして競合を制することも可能になるでしょう。
■ メタデータ株式会社について
メタデータ株式会社は、2005年12月にメタデータ活用技術、AIの応用ソフトウェア会社として設立。自然言語解析エンジン『メタパーザ』を駆使した意味解析技術により、意味による自動分類やシソーラス展開、ヴィジュアル類似検索、ポジショニングマップ描画、などの機能を開発してまいりました。最近では、ローカル知識をChatGPTに語らせるRAG(Retrieval Augmented Generation)を高精度化する製品ChatBrid、数々の自然言語処理技術、ノウハウの開発など、AI活用のボトルネック打開のための高精度化を実現するAIを意味する、“AI for AI”の看板を掲げています。